悩む女性たち

目の前で人がてんかん発作に!対処法は!?

てんかん発作とは、脳の電気的な興奮により、けいれんなどの発作が起こることをいいます。
急に目の前の人が、てんかん発作を起こした場合には、その症状からパニックになりがちです。
しかし、対処法を学ぶことで、いざという時にパニックにならなかったり、二次的な被害を予防することにも繋がります。

基本的なてんかん発作の対処法は、まず様子を観察することです。
多くの発作は、数秒から数分で治まるものが多いため、どのくらいの時間継続していたか、その時の様子はどうであったか、何をしていた時に起こったかなど、観察します。

この観察と同時に、安全確保も行いましょう。
安全確保は、そう難しいことではありません。
例えば、歩行中にけいれんを起こした場合は、転倒して頭を打たないようにしたり、周囲に危険な物がある場合には、取り除いてあげるなど行いましょう。
また、人混みのなかを歩行中の場合には、転倒により周囲の人に被害が出ないよう、周りの人の安全確保をおこなうことも大切です。

これらを行い、発作が治まるまで見守ることが重要です。
発作が終わった後も、意識がはっきりしていなかったり、ぼうっとしている状態が続くことがあります。
そのため、確実に意識が戻った状態になるまでは一人にしないようにしましょう。

てんかん発作を起こしている人がいた場合には、安全確保と観察が重要なのは、他の状況の場合にも変わりません。

しかし、食事中に発作が起きた場合は、嘔吐の可能性があります。
食事中であれば、嘔吐した物で喉を詰まらせないように、横向きにしましょう。
食卓に、熱いものや割れ物がある場合には、遠ざけて怪我を予防することも大切です。

また、入浴中やプールなど、発作時に溺れてしまう可能性がある場合には、呼吸の確保が重要になります。
入浴中であれば、顔がお湯から出るようにし、呼吸の確保を行います。
お風呂の栓を抜いて、水を減らすことも呼吸の確保では、有効な手です。
プールでの発作の場合も同様に、呼吸の確保を行います。

運転中のてんかん発作は、非常に危険です。
事故防止のためにも、安全な場所に車を停止しなければなりません。
運転中にドライバーが発作を起こしてしまった場合には、ハンドルを保持しながら、ギアをローに入れ速度を落とします。
その後、サイドブレーキを引き、車を停止させましょう。

てんかん発作を起こした人にしてはいけないこと

てんかん発作を起こした時に、やってはいけないことがいくつかあります。
対処法と同時に、やってはいけないことも学び、対処するようにしましょう。

昔は、発作を起こした時に、口の中にタオルやスプーンなどを詰めるということが言われていました。
しかし、これは絶対に止めてください。
口の中に物を詰めると、窒息の可能性が出てきます。
また、口の中に指を入れた際、介助者の指が噛まれて怪我をしてしまう危険性もあります。
同様に、食事が喉に詰まることを心配して、口の中の物を掻きだすようなことも絶対に行ってはいけません。

また、強い刺激を与えることも控えましょう。
発作中に、大きな声で名前を呼んだり、身体を強く揺すったりすると、発作が長引いてしまう可能性もあります。
突然けいれんしている人を見ると、パニックに陥って騒いだりしてしまいがちですが、静かに観察と安全確認を行うようにしましょう。

意識が回復する前に、水分や食事を与えることもしてはいけません。
てんかんと診断された人は、予防薬など持っていることが多いです。
早く良くなるように、意識が戻る前にこれを飲ませようとすると、嘔吐や窒息などの原因になります。
もし、薬や水分をとらせる場合は、完全に意識が戻ってから行いましょう。

てんかんは、発作が起こっても、すぐに救急車を呼ばなくても良い病気です。
数秒から数分の発作が治まると、本人はけろっとしていることがほとんどです。
基本的には、安全確保と観察をして見守ってあげれば、対処法として間違うことはありません。

しかし、まれに救急車を呼ばなければならないこともあります。
5分以上意識が戻らなかったり、発作が続いた場合には、救急車を呼ぶようにしましょう。