悩む女性たち

薬の使用以外のてんかん治療方法について

てんかんは年齢や性別に関係なく起こりやすい病気であり、仕事や生活に影響が出やすいので適切な治療を行うことが大切です。
てんかんの症状としては様々なものがあり、成人に多い単純部分発作では意識がはっきりしていながら体が硬直したりするなどの症状が出ます。
これに対して子供や思春期までに多い全脳発作では、意識を失い手足がつっぱるなどの症状が出やすくなります。

このようなてんかんの治療法としては薬物を使うことが多いのですが、それ以外の治療法も存在します。
その1つ目は外科手術療法で、これは薬物療法が効かない場合や発作のために生活面に悪影響が及ぶことが多すぎるような場合に行われたりします。
ただ、てんかんの外科手術を行う場合は、てんかんの原因となっている脳の部分を切除しても後遺症が出ないということや、全身の状態が手術に耐えられるだけのものであることを事前に確認する必要があります。

手術

さらにこの他の治療法としてはケトン食療法、迷走神経刺激療法、ACTH療法などが挙げられます。
ケトン食療法は糖や炭水化物を減らして脂肪を増やすという食事療法です。
糖や炭水化物は体内のエネルギーを作るために必要なものですが、これらが減少するとそれを補うために肝臓で作られるケトン体が増えることになります。
そして、ケトン体は発作を軽減する効果があると言われているので、これが増えることでてんかんの発作が緩和される可能性が出てきます。

また、迷走神経刺激療法は電気刺激を出す小さな器機を体内に埋め込み、毎日一定間隔で刺激を与えることにより、てんかんの発作の回数を減らすのに役立つと考えられます。
さらにホルモン分泌を図るACTH療法では、筋肉注射を行います。
この場合は副腎皮質刺激ホルモンであるACTHを増やしホルモン分泌を増やすことになり、これによって発作の軽減が可能になります。
なお、ACTH療法の特徴として、効き目が早いということがあり、この場合は2週間程度で効果が出やすいと考えられます。

薬を使わずてんかんを完治させた事例はある?

一般的にてんかんは完治しにくく、症状が出ないようにする治療が中心となると言われていますが、薬なしでてんかんが完治したケースもあります。
この場合、特に多いのが子供のてんかんです。
小児期のてんかんの場合は抗てんかん薬を使用することも多いのですが、成長と共に脳が発達しそれによって自然に発作が解消する場合もあると言われています。
ただ、子供のてんかんも大人の場合同様、原因や症状などは様々なので、本当に薬が不要かどうかは病院を受診して医師の診断を受けた方が良いでしょう。

これに対して大人の場合には、脳の大きな成長は考えられないので完治を目指すには治療が必要になってきます。
そして、てんかんにも治りやすいものと治りにくいものがありますが、どちらの場合も薬を使った場合には完治というよりも症状を緩和し、仕事や生活面で支障がないような状態にすることが大きな目標になります。

これに対して最近増えて来た外科手術の場合は、てんかんの発作を起こす部位を切除することになるので、成功した場合は完治の可能性もあります。
また、完治しないまでも症状が緩和することも多いと言われています。
ただ、手術の場合は以前より安全性が高まりこれを行う病院が増加していると言われていますが、手術を受けられる条件があるので、それらに関して事前にしっかりと調べたり担当医と相談することが大切です。

以上のように薬を使わずにてんかんを完治させることは可能であり、その事例に関してはインターネットなどを検索すると具体的なケースを読むことができるでしょう。
ただ、その場合は個人差があるということをよく考えた上で、できるだけいろいろなケースを読むようにして自分の場合と比べてみることをお勧めします。